第1回「Grandeur」楽曲大賞(後編)

第1回「Grandeur」楽曲大賞、今回は後編です。
繰り返しですが、楽曲大賞とは書いていますが、順位はありません。Snow Man 3rdシングル「Grandeur」での、メンバーごとのわたしのお気に入りパートを書き起こしています。そして第1回、なのはすのちゅーぶの●●王にちなんでるのできっと第2回はないです笑。
なお、動画はそのフレーズ付近を指定して貼ってあります。


それでは通常盤のみ収録の【「EVERYTHING IS EVERYTHING」】より。

■向井さん部門

「『あの微笑み取り戻したい』って馬鹿にしてよ Baby」

こーじくんの歌声、好きなんですよね。スッと耳に入ってくるクセのある歌声、そこからすごく愛嬌や体温を感じるなーって思います。歌声だけで主人公のキャラクターが立って見えてくる感じ。ラブソングが似合う人だなって、過去に歌った先輩のカバー曲などを聴いて思ってたんですが、いやあほんと似合うなあ。しかも、こーじくんのキャラクター的にポップな曲が合うのかな~と思ってたけど、こういうさみしいフレーズしっくりくる。そして悲しく胸の奥にスッと入ってくるのにしみったれてない歌声なのがポップスターですね。

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■深澤さん部門

「虚しさにも慣れて来てしまった そう冬」

ふっかさん、声の湿度が低いというか(しみったれてない、とはまた別物)、いや、一旦湿度100%くらいになってるのにそこからの湿度低めみたいな感じがするんですけど、諦念を歌声で表現させたら、Snow Manでぶっちぎりの一番だと思うんですよね。諦念王。「maybe」とか「蜃気楼」とかまじ最高。「EVERYTHING IS EVERYTHING」で、このフレーズをふっかさんに歌わせたのまじナイス采配すぎる。
「もう一度だけその笑顔に触れたいよ」のところもすごい。どれだけこの人は泣いて泣いて泣きつくした末なのか、なんてことを感じさせるくらいの歌声。これがリアコか。リアコなのか。

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■目黒さん部門

「君は僕の全て」

問答無用、説明不要なのでは…と思うくらいの最強パートですね。
ていうか、「君は僕の全て」なんて言葉、実際に言われるのも言うのもめちゃくちゃ怖いじゃないですか。言うのはよほどの強い思いで、それをこんなに絵になる美しさで歌って納得させちゃう、めめさんまじ選ばれしスーパーアクターです。

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■渡辺さん部門

「(最後のサビ以降のコーラス全部)」

しょっぴーさんまじすごいな…と今回のシングルのあちこちで思ったのですが、一番そう感じたのがここでした。
全員が印象的なソロを披露してからの、ラストでヒーロー全員集合的な、圧巻のユニゾンでのサビ、だがそこでまったくひけをとらないコーラスの存在感。まじラスボス。早くライブで、生歌でこれを歌うしょっぴーさんを見たいです。
というか、当初シングル4曲中3曲がMVになります、という話が事前に出ていて、この曲はそこからはずれてたんですが、こうしてレコーディング風景を編集してMVにしたことによって、ここのコーラスを全てしょっぴーさんが歌ってることが目で確認できたので、本当にありがたいです。

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■ラウールさん部門

「君の香り愛おしい Dearest love」

試聴で聴けたのたしかここですよね。びっくりしました。ラウさん大人にならないでくれ…と一瞬思ってしまったことをお許しください。いやこの説得力よ…日々刻々と成長してゆくラウールさんを見ているその大きなひとコマだな…なんてことを書いている間にもどんどんコマをすすめている感あるな。すごい瞬間を見ているのかもしれませんね。てゆかまじでどうしてこんな風に歌えるんですか…教えて下さい(教えてくれなくていいです)。
ところでわたしは6人時代のSnow Manがカバーしてた、キスマイさんの「Flamingo」みたいな曲がすごくいいなあと思って、何年かしたらSnow Manもオリジナル曲でそんな大人っぽい愛の歌をうたう時がくるのかなー、なんて思ってたのですが、あっという間にその日は来てましたね…

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そんなわけで「EVERYTHING IS EVERYTHING」、ソロフレーズ多めのせいもあるとは思いますが、↑以外も全員印象的なフレーズが多すぎて最高ですね。Snow Manは全員歌もすてきなんだよーというのが素晴らしくパッケージ化された、現時点での最高のボーカルカタログだと思います。いつかこの曲をドーム公演で披露して、客を全員静まり返らせてくれ。その中の一人にわたしはなりたい。そしてその後に盛大な拍手を送りたい。そんな未来が早く来ますように。


ところでそんなひとりひとりの輝きが楽しめる「EVERYTHING IS EVERYTHING」に対して、「ナミダの海を越えて行け」はチームとしての歌が素晴らしいなあと思っています。なので、今回のこのテキストでのテーマ「メンバーごとのわたしのお気に入りパート」では選ばなかったのですが、最後にやっぱり書いておきたかった、強く印象に残ったパートがあったので。↓


■ベストタッグ部門

渡辺「癒えない傷や痣んなって」
佐久間「誰かにもし笑われたって」
渡辺・佐久間「人生は自分のものだろう?」

しょっぴーさん、歌声が美しくて強くてきれいな人だと、それはクリスタルとかダイヤモンドみたいな強くて煌めきのある歌声だと思っていた(る)んですけど、ここのパートでの歌を聴いて、こんなボロボロに泣いた後に強く立ち上がるような生々しい歌も歌えるんだ、とびっくりしたし、佐久間くんは前のシングルのカップリング曲「君の彼氏になりたい。」のREC動画ではバチバチにカメラ目線をキメて見る人皆狩りまくったりなんてしていたのに、ここでは目線を泳がすこともなくまっすぐに強く歌い上げて、そしてレコーディング歌唱なのにまるでライブを見ているような、ゆさぶられえぐられるふたりのパートです。

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なんかわたしの文章力では全然伝えきれていないのがめちゃめちゃ悔しいのだけども、Snow Man9人の歌声がそれぞれに違う魅力をはなっていて、それがあつまってひとつの曲をつくりあげてるのがまたすごくすてきで、そんなところがふんだんに楽しめる3rdシングルがとてもすばらしいんですよ!ということをあれやこれやとつらつら書いてみました。

Snow Man 3rdシングル「Grandeur」、大好きです。