1年後にどうなってるかなんてそりゃわからないけど

子供のころからずっと、女の子の歌うアイドルポップスが好きでした。
女の子の歌声が好きで、女の子の視点で歌われる曲が大好きでした。


ありがたいことにこの20年くらい、ハロプロをはじめとするアイドルポップスを聴いたり、ライブを見に行ったりして楽しく過ごしていたのだけど、2020年はそんな日々がひと区切りした、と感じた年になってしまったのでした。

とくにこの5年くらい、自分の中で大切だった2組が、こぶしファクトリーハコイリムスメ

ハコイリムスメさん(ハコムス)は、80年代のアイドル曲のカバーや懐かしくてかわいいオリジナル曲を、季節ごとに衣装とセットリストを変えて見せてくれるグループで、季節を感じることが好きなわたしの好みどまん中だったし、そんなグループにまさか今会えるなんてすごく幸せなめぐりあいでした。

こぶしファクトリーさんは、ライブツアーを初めて見に行ったらあまりの楽しさに即KOされて、いろいろなことがありつつ、最後の最後までライブが楽しい時間を更新しつづけたグループでした。よく考えると好みの要素があったわけではなかったのだけど、それを越えて見続けたいと思わせる強い魅力を持っていたグループでした。

本来の自分はわりと複数のものを追うのが苦手というか、心のキャパを一番好きなものにがっつりあてがちになるところがあるのだけど、このふたつのグループはすごく好きの両横綱がずっと続いてて、楽しくて幸せな時間を過ごせていたのでした。

が。

2019年秋にハコムスが春までの活動休止になって、さらに、2020年になってすぐに、3月でこぶしファクトリーが活動を終了することが発表されて、そしてハコムスも4月に活動終了となることが決まり・・・

やーまじかーー。ふたつともなくなっちゃうかーー。
いつまでも続くものじゃない、とは思っているけれど、ほぼ同じ時期にふたつとも終わってしまうなんてなあ。。

そして、2020年3月30日に無観客配信ライブでこぶしファクトリーが、そしてハコムスも延期がありつつも2020年8月16日に最後のライブをして活動を終えたのです。

5年間、心のたくさんの部分を占めてた大好きなグループがふたつともなくなって、ひまな時間が増えて。
さみしいなー、と思うことは勿論あったけど、だけど、それ以上にすごくすてきな思い出もたくさん、ほんとうにたくさんあったので、これはこの思い出でこの先生きていけるなー、なんて思ったりもしたのです。

とはいえ、実は同じような気持ちになったことが以前にもあったのでした。
ずっとモーニング娘。道重さゆみさんが好きで、卒業された時には満たされた気持ちがすごくあったので、もうアイドルを見に行くことも少なくなるのかな…なんて思ってた

のに。
その後、こぶしファクトリーとハコムスでさらに楽しいことがあったのです。本当にわからないものだなーって思ったので、もしかしたら大好きなものにこれからまた出会えることもあるかもしれないな。

とはいえ(2回目)、ハコムスはわたしにとって、好みのど真ん中で好きなものを見せてくれる、奇跡みたいなグループだったし、こぶしファクトリーのライブの楽しさは比類なきものだったから、これ以上に好きになるアイドルにはもう出会えないかもしれないな…と思っていたところがありました。

こぶしほどではないけれど、時々ハローを見に行ったりする感じかな。コロナの影響がおさまってきたら、いつかJuice=Juiceも見たいな。

なんて思っていた10月のある日、まったく想像もしていなかったグループとの、まさに青天の霹靂のような出会いが待っていたのです。